機関紙「愛身連(あいしんれん)」第221号 2023年(令和5年)1月号 表紙写真  作者:鈴木政雄(すずき まさお)91歳 新城市(しんしろし)(2022年作品展より)  作品名:信楽の還元焼成  コメント:高齢になっても土の温もりを感じながら、作りたいものを自由に作れる喜び、幸せを感じています。       焼いた作品が、炎、窯変によって、偶然性有り。窯から出す時の楽しみは格別なものです。 新年挨拶    愛知県身体障害者福祉団体連合会 会長 加賀時男(かが ときお)    愛知県知事 大村秀章(おおむら ひであき) 特集 障害別団体の紹介(愛身連 正会員)     公益社団法人 日本オストミー協会愛知県支部     特定非営利活動法人 愛知盲ろう者友の会 第61回愛知県身体障害者福祉大会 知多市開催 愛知県身体障害者福祉団体連合会活動    街頭キャンペーン実施など   入会案内 オレンジスマイルプロジェクト      賛助会員 慶 春 一般社団法人 愛知県身体障害者福祉団体連合会 会長 加賀時男(かが ときお) あけましておめでとうございます。 会員並びにご家族の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年中は本会の運営並びに事業の推進に格別のご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。 コロナ禍が3年を過ぎ、私たちの生活もコロナウイルスに警戒しつつ通常の生活に近い形で過ごすことができるようになりました。昨年、愛身連では、7月にハイキング大会、9月に弥富市で作品展と西尾市でカラオケ交流会、11月に長久手市でカローリング交流大会、12月に知多市で福祉大会と予定していた事業を開催することができました。 また、障害者週間に向けた街頭キャンペーンについても支部の皆様にご協力いただき、心から感謝申し上げます。 さて、昨夏、障害者権利条約に基づく初めての対日審査が国連の欧州本部で行われ、日本への総括所見が公表されました。今後、総括所見で示された事項を実現していくことが共生社会に向けての着実な一歩になると思います。障害者に対する理解促進を深めるために、当事者である私たちも継続的かつ積極的に障害者福祉のために行動することが大切です。 そのためには、一人でも多くの障害者が愛身連に集い、粘り強く行動していかなければなりません。しかし、愛身連では退会した市町村身障会が2桁に及んでおり、各身障会でも会員の減少・高齢化など問題は山積みです。会員の皆様には、会の組織強化に向けた積極的な取り組みを引き続きお願いいたします。 愛身連では、組織強化のため数年前から賛助会員を募集しております。業種は多岐にわたっていますが、愛身連を支えようとの熱い思いで18団体と個人にお集まりいただいております。今年は、新たな取り組みとして、賛助会員の集い(仮称)を開催します。それを契機に、地域に市町村身障会・障害別団体があり、その連合体として愛身連が存在することを一人でも多くの皆様に知っていただくことが重要だと考えます。 また、障害当事者団体が社会に貢献できることとして取り組んでいる「オレンジスマイルプロジェクト」の啓発についてもご協力をお願いいたします。 愛身連といたしましては、今まで以上に関係機関や各団体と連携し、すべての障害者が安心して暮らしていける社会を目指してまいりますので、本会の活動に一層のご理解とご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。 新しい年が、皆様にとりまして明るく希望に満ちた年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。 2023年元旦 新春を迎えて 愛知県知事 大村秀章(おおむら ひであき) あけましておめでとうございます。 新たな年が、県民の皆様にとりまして素晴らしい1年となりますよう、心からお祈り申し上げます。 昨年は、愛知県が誕生してから150周年の節目を迎え、愛知のこれまでの歩みを振り返り、県民の皆様とともに郷土への愛着や誇りを持 って未来に踏み出すことができました。 そうした中で、日本が世界に誇るオリジナルコンテンツ、スタジオジブリの作品群を凝縮した「ジブリパーク」が開園を迎えるという記念すべき年となりました。 さらに、国際芸術祭「あいち2022」や世界ラリー選手権などのビッグイベントを成功裏に終えるとともに、世界最高クラスのアリーナ「愛知国際アリーナ」、国内最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」の工事に着手するなど、これまでに積み上げてきた愛知の力を礎に、更なる飛躍に繋がるビッグプロジェクトを着実に前進させ、愛知が「躍進」する1年となりました。 世界は、グローバル化やデジタル化の加速度的な進展、カーボンニュートラルを目指す潮流などにより、大きく変化をしています。愛知県がこれからも、日本の成長エンジンとして、日本の活力を生み出していくためには、こうした時代の波を乗りこなし、イノベーション創出に向け挑戦していかなければなりません。 今年も、海外の有力スタートアップ支援機関等との連携強化を図りながら、愛知の強みである分厚い集積を誇るモノづくり産業と融合した愛知独自のスタートアップ・エコシステムの形成を促進し、愛知発のイノベーションを次々と生み出す「国際イノベーション都市」を目指してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と社会経済活動の両立を図りながら、社会インフラ整備、農林水産業の振興、教育・人づくり、女性の活躍、医療・福祉、環境、雇用、多文化共生、防災・交通安全、東三河地域の振興など、県民の皆様の生活と社会福祉の向上に力を注いでまいります。 来年度、ジブリパークでは、「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアが開園します。この第2期オープンに向け、万全の準備を進め、「ジブリパークのある愛知」の魅力を国内外に向けて発信してまいります。 引き続き、「日本一元気な愛知」「すべての人が輝く愛知」「日本一住みやすい愛知」の実現を目指し、県民の皆様に、笑顔で元気にお過ごしいただけるよう全力で取り組んでまいりますので、一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。 2023年元旦 第61回愛知県身体障害者福祉大会 《ちょうどいいまち知多市(ちたし)にて開催》 12月11日(日)、知多市勤労文化会館において第61回愛知県身体障害者福祉大会を開催しました。コロナ禍のため人数を縮小し、参加できない方のためにはZOOMにて大会の様子を配信しました。 式典では、知多市の宮島壽男(みやじま としお)市長、勝崎泰生(かつざき やすお)市議会議長、渡辺正敏(わたなべ まさとし)市社会福祉協議会長から、温かい歓迎のお言葉をいただいた後、身体の障害を克服して自立更生し他の模範となる方、身体障害者の更生を援護し功績のあった70名と、本会の事業に協力し功績のあった1団体へ愛知県、愛知県社会福祉協議会、愛知県身体障害者福祉団体連合会から表彰状、顕彰状、感謝状が授与されました。 また、来賓祝辞として、大村秀章(おおむら ひであき)愛知県知事が手話を交えて挨拶をされ、伊藤忠彦(いとう ただひこ)衆議院議員、安江伸夫(やすえ のぶお)参議院議員、佐藤一志(さとう かずし)愛知県議会議員、吉田和裕(よしだ かずひろ)愛知県社会福祉協議会専務理事に挨拶をしていただきました。 議事では、大会決議と大会スローガン・宣言が満場の拍手で採決されました。 栄えある表彰を受けられた方々のお名前は次のとおりです。 愛知県知事表彰    15名 ▼自立更生者 6名  久保和夫(くぼ かずお)(一宮市)、渡邉和義(わたなべ かずよし)(半田市)、佐竹良明(さたけ よしあき)(豊川市)、本多忠義(ほんだ ただよし)(西尾市)、藤浦和子(ふじうら かずこ)(高浜市)、水野喜孝(みずの よしたか)(東浦町) ▼更生援護功労者 9名  山田潤子(やまだ じゅんこ)(碧南市)、筒木勝之(つつき かつゆき)(安城市)、吉見美佐子(よしみ みさこ)(蒲郡市)、柴田惠子(しばた けいこ)(日進市)、鈴木新一(すずき しんいち)(田原市)、志水 英(しみず ひで)(弥富市)、福井昌子(ふくい まさこ)(北名古屋市)、林 武男(はやし たけお)(知立市)、花井忠男(はない ただお)(大府市) 愛知県社会福祉協議会会長顕彰       23名 ▼自立更生者 7名  牧原英治(まきはら えいじ)(半田市)、浪崎かなゑ(なみざき かなえ)(豊川市)、森山宏樹(もりやま ひろき)(知多市)、髙橋 傳(たかはし でん)(清須市)、伊藤光江(いとう みつえ)(蟹江町)、竹内和義(たけうち かずよし)(阿久比町)、福田 敏(ふくた さとし)(愛難聴・武豊町) ▼更生援護功労者 16名  藤好美奈子(ふじよし みなこ)(岡崎市)、小林日出子(こばやし ひでこ)(岡崎市)、山内喜代子(やまうち きよこ)(一宮市)、小島博子(こじま ひろこ)(一宮市)、門馬京子(もんま きょうこ)(碧南市)、神谷豊子(かみや とよこ)(安城市)、中川勝義(なかがわ かつよし)(西尾市)、鈴木まさえ(すずき まさえ)(西尾市)、伊藤伸治(いとう しんじ)(稲沢市)、岡本忠孝(おかもと ただよし)(知多市)、大矢純子(おおや すみこ)(知立市)、深谷 亘(ふかや わたる)(高浜市)、太田武平二(おおた ぶへいじ)(田原市)、山本みゑ子(やまもと みえこ)(弥富市)、野村武司(のむら たけし)(東浦町)、七原宣明(ななはら よしあき)(設楽町) 愛知県身体障害者福祉団体連合会会長表彰 32名・1団体 ▼自立更生者 14名  長坂健一(ながさか けんいち)(豊川市)、中村幸代(なかむら さちよ)(豊川市)、近藤 稔(こんどう みのる)(西尾市)、石川富江(いしかわ とみえ)(西尾市)、村島秀典(むらしま ひでのり)(稲沢市)、橘 美雪(たちばな みゆき)(東海市)、西山雅啓(にしやま まさひろ)(知多市)、松井朋子(まつい ともこ)(高浜市)、鈴木幸夫(すずき ゆきお)(長久手市)、傳法谷 仁(でんぽうや ひとし)(大口町)、川口秀夫(かわぐち ひでお)(大治町)、平野哲也(ひらの てつや)(飛島村)、天木和代(あまき かずよ)(美浜町)、柴田真実子(しばた まみこ)(愛難聴・幸田町) ▼更生援護功労者 18名  太田 渉(おおた わたる)(岡崎市)、忠内園子(ただうち そのこ)(岡崎市)、五藤はる枝(ごとう はるえ)(一宮市)、嵯峨山勝子(さがやま かつこ)(一宮市)、田口良孝(たぐち りょうこう)(半田市)、梶川直子(かじかわ なおこ)(碧南市)、中村民夫(なかむら たみお)(豊田市)、沖 律子(おき りつこ)(豊田市)、森 曠至(もり ひろし)(新城市)、荒川修吉(あらかわ しゅうきち)(新城市)、吉田教子(よしだ のりこ)(東海市)、髙橋省吾(たかはし しょうご)(知立市)、福井アキ子(ふくい あきこ)(田原市)、渡辺玲子(わかなべ れいこ)(清須市)、伊藤美保(いとう みほ)(飛島村)、関 庄平(せき しょうへい)(阿久比町)、有枝千枝子(ありえだ ちえこ)(東浦町)、金田 勉(かなだ つとむ)(設楽町) ▼本会協力団体 1団体 株式会社クーネル ※ホームページにてユーチューブ配信中。 大会開催にあたり、多大なるご協力をいただきました知多市、知多市社会福祉協議会及びボランティアの皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。来年度はあま市で開催します。 写真1.加賀時男会長が式辞を読んでいるところ。 写真2.知多市身体障害者福祉協議会の青木会長が挨拶しているところ。 写真3.大村知事が手話を交えて祝辞を述べているところ。 写真4.知事表彰授与で碧南市の山田さんと大村知事が写っているところ。 写真5.感謝状授与で株式会社クーネルCEOの尾関千尋(おぜき ちひろ)氏と加賀会長が写っているところ。 公益社団法人日本オストミー協会愛知県支部(JOA愛知県支部) 以下に日本オストミー協会愛知県支部のご紹介をします。 1 団体の目的 この法人は、人工肛門・人工膀胱に関する正しい知識の普及・啓発、人工肛門・人工膀胱の保有者とその他の直腸又は膀胱等の機能障害を有するもの(以下「オストメイト等」という。)とその家族に対するオストミ ・セルフケア及びオストメイト等の社会復帰に関する調査・研究等の事業を行い、オストメイト等とその家族の生活の質(quality of Iife : QOL)の向上に寄与することを目的とする。 2 オストメイトとストーマの種類 様々な病気や障害などが原因で、腹壁に造られた便や尿の排泄ロのことを『人工肛門・人工膀胱ーといいます。人工肛門・人工膀胱のことを総称して『ストーマ』といい、スト-マを持っている人のことを『オストメイト』と呼びます。 ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがあります。消化管ストーマには、小腸のストーマと大腸のストーマがあります。小腸のストーマで多い回腸ストーマ(イレオストミー)は、主にお腹の右下側に造られます。大腸ストーマ(コロストミー)で多い下行結腸/ S状結腸ストーマは、お腹の左下に造られます。尿路ストーマ(ウロストミー)は回腸導管、尿管皮膚瘻、膀胱瘻、腎瘻があります。最も多い回腸導管は、お腹の右側に造られます。 ストーマは、肛門や尿道ロのように括約筋がないため、排泄を我慢することができません。 そのため、スト-マ装具を用いて排泄の管理を行います。 3 沿革 愛知県支部の歴史は、昭和41年に「健心友の会」JOA愛知県支部(会員はコロストミーとイレオストミー保有者が大半を占めていました)が日本で初めてのオストメイトの組織として誕生しました。また、昭和58年に「胱友会」JOA愛知県東海支部(主にウロストミー保有者を対象とした会)が発足し、別々に活動をしていましたが、その後平成25年度末に「健心友の会」と「胱友会」が一本化されJOA愛知県支部となりました。-本化された時の会員数は250名を超える人数でしたが、現在は 150名を切るほどに減少しております。 4 支部活動(事業) ①オストミーに関する講演会、研究発表会、講習会等と見学視察等 ②オストメイト等とその家族に対するセルフケアの相談・助言 ③会誌、オストミーに関する図書、印刷物の刊行等 ④オストミーに関する社会適応訓練公益受託事業 ⑤オストメイト等とその家族の福祉の増進及びリハビリテーションに関する調査・協力 ⑥オストミー関連団体・障害者団体・患者団体との医療・看護・介護・福祉に関わる連携・協力 5 支部の取り組み(三つの不安) (A)外出時の不安 ①オストメイト対応トイレの普及 ②オストメイトなびの拡充( NPO法人工ムアクト) (B)災害時の不安 ①各自、非常持ち出し装具準備の啓蒙活動 ②個人装具の地方公共団体の所有施設への預け (小牧市、尾張旭市、岩倉市、あま市等で導入済み) ③避難所での簡易型トイレの備蓄要請 (C)老後の不安 ①ストーマケア研修会の開催(名古屋市、飛島村、東海市、豊橋市、一宮市等で実施) この「スト-マケア研修会」は前川名大名誉教授(現修文大学教授)が平成22年から始めた研修会であり、」OA愛知県支部は平成30年3月から参加しております。研修者の対象者は医療・介護関係者、ケアマネジャー、オストメイトとその家族の方々です。 今年は昨年、一昨年に引き続きコロナ禍の影響で支部活動も思うようにはできませんでしたが、昨年より社適、交流会にはオンラインを取り入れ対面と並行して会場に来れない人ともZoomを通じて話合いを行うようにしております。 写真:上段はスマートケア研修会、下段は交流会の実習風景です。 以上ご紹介でした。 JOA愛知県支部 佐藤正ニ(さとう しょうじ) 特定非営利活動法人 愛知盲ろう者友の会の紹介 「設立経緯」  愛知盲ろう者友の会は、1992年「名古屋盲ろう者交流会」として発足しました。  目と耳に障害を合わせ持つ名古屋在住の盲ろう女性を支援するために集まった人たちがきっかけです。  その活動に、同じような障害を負った人たちが少しずつ加わり会が構成されていきました。 盲ろう者の中には、自分の障害を受け入れられないで苦しんでいる人、また行きたい所へ出かけらないで悩んでいる人、情報が入らないことに不安を抱えている人、様々な状況に置かれている方たちにボランティアが支援していました。  盲ろう者に会話や外出の楽しさを提供しながら、少しずつ他団体とのつながりや行政への嘆願など、活動の幅を広げていきました。  1994年全国盲ろう者協会より助成を受けて、初めて盲ろう者に対応できる人を育成するため「通訳介助者養成講習会」を開催。 その後、情報誌として機関紙の発行などを開始し、1997年「愛知盲ろう者友の会」と名称変更しました。1998年名古屋市助成を受け、「盲ろう者通訳ガイドヘルパー養成講習会」を開催。翌年1999年5月より、名古屋市在住盲ろう者に通訳介助派遣事業が開始されました。 しかし、名古屋市以外の盲ろう者との格差が生じ、これを改善し県内の盲ろう者が同じように社会参加できるよう、2000年に愛身連さんに加盟させていただき、愛知県からの助成を受ける形で養成講習会を毎年開催できるようになりました。またその年、熱田区金山に事務所を開設し盲ろう者や支援者の交流の基点となっていきました。  現在は、あいち聴覚障害センターさんの協力により、桜華会館内に事務所を移しています。  また会員数も令和4年11月の時点で108名(うち盲ろう者22名)となっており、県内唯一の盲ろう者団体として更なる啓発を含めた活動を行っています。 「盲ろう障害」  盲ろう障害については、障害を負った時期や状況によって4つのタイプがあります。 全盲ろう、全盲難聴、弱視ろう、弱視難聴。これに加え触手話・指点字・手のひら書き・音声・ローマ字式指文字等それぞれにコミュニケーション方法が違います。 視覚と聴覚に重複した障害を負っているため、単独での「情報入手」「移動」「コミュニケーション」が困難です。 「今後の課題」 盲ろう者は情報障害者です。電話ができない・テレビやメールが見えない又は見えにくい・FAXができない・ラジオが聞こえない又は聞こえにくい・・災害時に自分の命を守ることができるでしょうか? 避難所でのコミュニケーションや移動はどうなるでしょう? 高齢になった盲ろう者が安心して生活できる施設や場所があるでしょうか? 「不可能」を「可能」にできるよう、多様性のある盲ろう者一人一人が社会参加を果たし、安心して日常生活を送れるよう、友の会は活動しています。また多くの団体や行政、県民の方々の盲ろう障害に対する理解と、力添えも必要としています。 第54回「作品展」 弥富市(やとみし)において開催 9月17日(土)~18日(日)、弥富市総合社会教育センターにおいて第54回愛知県身体障害者作品展を開催しました。3年ぶりの開催となり、優秀な作品に対して表彰を行う予定でしたが、大型台風接近に伴い18日朝から作品を撤収させていただきました。1日のみの展示となりましたが、会場に足を運んでいただいた方からは「素晴らしい作品ばかりですね」「ちぎり絵を始めたいと思っていたので参考になりました」などのお声をいただきました。  残念ながら表彰式はできませんでしたが、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞を受賞された方の賞状と盾は各支部にお渡しさせていただきました。 ≪表彰者一覧≫ ★最優秀賞 ・弥富市長賞  絵画の部 的場 一(まとば はじめ)(大口町) ・弥富市議会議長賞  書道の部 嵯峨山勝子(さがやま かつこ)(一宮市) ・愛知県社会福祉協議会長賞   写真の部 松﨑俊行(まつざき としゆき)(一宮市) ・弥富市社会福祉協議会長賞  手芸の部 浪崎かなゑ(なみざき かなえ)(豊川市) ・愛知県身体障害者福祉団体連合会長賞  工芸・陶芸の部 黒田 巌(くろだ いわお)(西尾市) ★優秀賞 中日新聞社会事業団賞  絵画の部 宮嶋義雄(みやじま よしお)(西尾市)  書道の部 江川源太郎(えがわ げんたろう)(一宮市)  写真の部 江川源太郎(えがわ げんたろう)(一宮市)  手芸の部 石川重子(いしかわ しげこ)(日進市)  工芸・陶芸の部 太田良治(おおた りょうじ)(清須市) ★審査員特別賞  絵画の部 岡田三太郎(おかだ さんたろう)(弥富市)  絵画の部 牧本利之(まきもと としゆき)(弥富市)  開催にあたり、多大なるご協力をいただきました弥富市社会福祉協議会、弥富市身体障害者福祉会の皆様にお礼申し上げます。  来年度は高浜市(たかはまし)で開催予定です。多くの方の出展をお願いします。 写真:作品展の会場の様子 歌声響く「カラオケ交流会」 西尾市において開催 9月25日(日)、西尾市総合福祉センターにおいて、3年ぶりに「カラオケ交流会」を開催しました。 開催に当たっては、新型コロナウイルス感染症に細心の注意を払い行いました。コロナ禍前のカラオケ交流会とは違う点も多くあり、参加者にとっては思ったように歌うことができなかった中、40名の方の素晴らしい歌声が会場に響き渡りました。 また、当日はご多忙の中、西尾市社会福祉協議会の石川会長に来賓としてご出席いただき挨拶をいただきました。 素晴らしい歌声で表彰されたのは次の皆さんです。 優 勝 末本 學(すえもと まなぶ)(一宮市) 準優勝 岩瀬七五三次郎(いわせ しめじろう)(岡崎市) 第3位 近藤健一(こんどう けんいち)(西尾市) 特別賞 岩瀬照美(いわせ てるみ)(碧南市) おめでとうございました。 最後に、開催にあたり多大なるご協力をいただきました西尾市社会福祉協議会、西尾市身体障害者福祉協会の皆様にお礼申し上げます。 来年度は設楽町で開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。 写真:優勝した末本さんが歌っている様子 スリリングなスポーツ カローリング交流大会開催 長久手市杁ケ池体育館(ながくてし いりがいけ たいいくかん)  スポーツ日和となった11月3日(木)、第4回カローリング交流大会(特別協賛:一般財団法人城西福祉会(じょうさいふくしかい))を長久手市杁ケ池体育館で開催しました。  9支部から14チームが参加し、1チーム3人の対抗戦で各3試合行い、優勝目指して白熱した戦いが繰り広げられました。  氷上のスポーツ、カーリングのように相手チームにポイントが入らないように、相手チームのジェットローラをはじき飛ばしたり、投球の邪魔になるような場所に置いたり、一進一退の攻防が続きました。  ゲームが後半になるにつれ、選手もどんどん熱が入り、思いどおりの投球ができると、コロナ禍を忘れて歓喜する声が上がりました。  チームワークと戦略で得点を重ねた上位3チームの選手には、金・銀・銅メダルが授与されました。  優 勝 安城デンパーク(50点)  準優勝 岡崎カロリンズ(33点)  第3位 長久手B   (26点) 写真:競技の様子 グラウンド・ゴルフ大会 開催 11月13日(日)、令和4年度愛知県身体障害者グラウンド・ゴルフ大会が幸田町大日陰(こうたちょう おおひかげ)グラウンド・ゴルフ場において開催されました。参加者は他地区の方とチームを組んで、交流を深めながらゲームを楽しみました。優秀な成績を収められたのは次の皆さんです。 〈青コース・男性の部〉 優 勝 小野曽康生(おのそ やすお)(新城市) 準優勝 川出光男(かわで みつお)(田原市) 第3位 岡本忠孝(おかもと ただよし)(知多市) 第4位 須田英夫(すだ ひでお)(美浜町) 第5位 堀 今朝雄(ほり けさお)(豊川市) 第6位 伊藤弘司(いとう ひろし)(豊橋市) 〈青コース・女性の部〉 優 勝 小島ミカ子(こじま みかこ)(一宮市) 準優勝 五藤はる枝(ごとう はるえ)(一宮市) 第3位 稲嶋フサ子(いなじま ふさこ)(知立市) 第4位 山口寿枝子(やまぐち すえこ)(美浜町) 第5位 佐伯美佐香(さえき みさか)(一宮市) 第6位 水下房子(みずした ふさこ)(豊川市) 〈黄コース・男性の部〉 優 勝 山口 隆(やまぐち たかし)(美浜町) 準優勝 福田武夫(ふくだ たけお)(稲沢市) 第3位 内田 修(うちだ おさむ)(蒲郡市) 第4位 山内 基(やまうち もとし)(田原市) 第5位 山崎守章(やまざき もりゆき)(西尾市) 第6位 鈴木正明(すずき まさあき)(新城市) 〈黄コース・女性の部〉 優 勝 伊藤紀子(いとう のりこ)(豊橋市) 準優勝 中神志奈子(なかがみ しなこ)(田原市) 第3位 大岩幸子(おおいわ さちこ)(蒲郡市) 第4位 桐畑武子(きりはた たけこ)(知多市) 第5位 清水弥生(しみず やよい)(豊田市) 第6位 大橋廣子(おおはし ひろこ)(美浜町) 愛知県政150周年記念で感謝状をいただきました! 愛知県は、令和4年11月27日に150周年を迎え、節目を記念し、県行政の推進や産業の発展などに功績・功労のある団体・企業に対し感謝状を贈呈しました。愛身連も感謝状を贈呈される団体に選ばれ、式典に加賀会長、江口事務局長が参加しました。 また、愛身連支部の愛知県盲人福祉連合会、愛知県聴覚障害者協会、愛知県難聴・中途失聴者協会、愛知盲ろう者友の会も感謝状を贈呈されました。 受賞おめでとうございます! ―第72回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰― ◆自立更生者  中嶋哲夫(なかしま てつお)(西尾市) ◆更生援護功労者  都築文明(つづき ふみあき)(安城市) ―第40回東海テレビひまわり賞― ◆ 井上真治(いのうえ しんじ)(稲沢市) ―第37回障害者による書道・写真全国コンテスト― ◆金賞   松﨑俊行(まつざき としゆき)(一宮市) 「網鬼灯」 ◆銅賞  中嶋哲夫(なかしま てつお)(西尾市) 「光る海」  牧原和敏(まきはら かずとし)(東栄町)   「氷柱ライトアップ」  内藤 清(ないとう きよし)(東栄町) 「雲海に映えるアジサイの花」  分かり合える社会を目指して 街頭キャンペーンを実施~障害者週間~  12月3日(土)~9日(金)の障害者週間にあわせて、本会では毎年、県民に啓発用ポケットティッシュを配布し、障害者福祉への関心と理解を深めていただく活動を行っております。  本会に所属する各支部の身障会員等が、それぞれの地域で県民に配布しました。今回は扶桑町支部の活動を紹介します。  12月7日(水)、午後2時頃からマックスバリュ扶桑店の前で、扶桑町支部の源口(みなくち)会長と身障会員で啓発用ポケットティッシュを配布しました。店を訪れるお客さんのほとんどに快く受け取っていただきました。その後、扶桑駅前郵便局でも利用客に配布することができました。3カ所目は名鉄扶桑駅で行い、役場の職員さんや社協職員さん、そしてたまたま居合わせた高校生の皆さんが配布に協力していただきました。ここでも、ほとんどの利用客にお渡しすることができ、中には集団下校する小学生が喜んで受け取ってくれました。 写真:活動の様子(小学生がポケットティッシュをもらっている様子) 〈NDK株式会社〉 自動販売機を設置していただきました!  賛助会員として入会、オレンジスマイルプロジェクトにも参加していただいているNDK株式会社様が社会福祉事業への貢献として、自動販売機を設置してくださいました。 NDK株式会社様からご相談があり、同じく賛助会員であるアサヒ飲料販売株式会社様と現地に出向き打合せ後、10月24日(月)にNDK株式会社様へ設置しました。  ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。 写真:自動販売機を設置し、飲み物を購入している様子 令和4年8月~令和4年12月 会長・副会長の会議等出席状況 【8月】加賀会長 25日(木)ADF代表者会議 【9月】加賀会長 6日(火)日身連財政検討委員会(WEB)、10日(土)全国肢体不自由者父母の会連合会全国大会、12日(月)ADF愛知県との懇談会(WEB) 【10月】加賀会長 17日(月)民間団体ヒアリング、25日(火)中部ブロック代表者会議(WEB) 加藤副会長 12日(水)愛知県障害者施策審議会専門部会 【11月】加賀会長 14日(月)県社協理事会・愛知県社会福祉大会専門委員会、22日(火)アジア競技大会地域活性化ビジョン有識者会議(WEB)、23日(水)ADFシンポジウム(WEB)、27日(日)愛知県政150周年記念式典、29日(火)日身連財政検討委員会(WEB) 【12月】加賀会長 5日(月)東海テレビひまわり賞顕彰式、15日(木)全スポ選手選考委員会、16日(金)県社協第三者評価推進センター合同委員会、21日(水)日身連理事会、22日(木)愛知県社会福祉大会 加藤副会長 19日(月)愛知県障害者施策審議会専門部会・愛知県障害者施策審議会   オレンジスマイルプロジェクト第3期募集中! <法人> 1口 10,000円 <個人> 1口 2,000円 【オレンジスマイルプロジェクトのグッズが選べます!(新規参加の方はピンバッジをお渡しします)】 ・ピンバッジ ・缶バッジ ・ストラップ ・キーホルダー 賛助会員募集中! ◆賛助会員会費 ◎団体会員  一口 年間 10,000円 ◎個人会員  一口 年間 2,000円 ※何口でもお申込みいただけます。 ~~愛身連を支えてくださっている賛助会員の皆様~~ 一般財団法人城西福祉会(イッパンザイダンホウジンジョウサイフクシカイ) TEL:052-912-3946 FAX:052-913-0130 一般社団法人生命保険協会 愛知県協会(イッパンシャダンホウジンセイメイホケンキョウカイ アイチケンキョウカイ) TEL:052-971-5233 FAX:052-971-5265 島手そうめん販売株式会社(シマテソウメンハンバイカブシキガイシャ) TEL:0957-25-8033 FAX:0957-25-8801 株式会社東海シーオーエーエス(カブシキガイシャトウカイシーオーエーエス) TEL:052-911-0100 FAX:052-911-0091 丸大食品株式会社 中部営業部 名古屋営業所(マルダイショクヒンカブシキガイシャ チュウブエイギョウブ ナゴヤエイギョウショ) TEL:0568-41-3521 FAX:0568-41-3525 アサヒ飲料販売株式会社 名古屋支店(アサヒインリョウハンバイカブシキガイシャ ナゴヤシテン) TEL:052-355-2921 FAX:052-355-2923 株式会社クーネル(カブシキガイシャクーネル) TEL:052-242-9076 FAX:052-242-9077 日本身体障害者団体連合会収益事業所 大阪支所(ニホンシンタイショウガイシャダンタイレンゴウカイシュウエキジギョウショ オオサカシショ) TEL:06-6337-2251 FAX:0120-548-294 株式会社エスワイフード 世界の山ちゃん(カブシキガイシャエスワイフード セカイノヤマチャン) TEL:052-259-2782 FAX:052-259-2787 株式会社Fujitaka(カブシキガイシャフジタカ) TEL:075-371-9900 FAX:075-371-9905 アンシンク株式会社(アンシンクカブシキガイシャ) TEL:058-268-6801 FAX:058-268-6802 株式会社松本義肢製作所(カブシキガイシャマツモトギシセイサクジョ) TEL:0568-47-1701 FAX:0568-47-1702 株式会社日邦(カブシキガイシャニッポウ) TEL:0566-97-9760 FAX:0566-98-5300 合資会社三河公益社(ゴウシガイシャミカワコウエキシャ) TEL:0564-21-1889 FAX:0564-24-2166 大矢造園設備有限会社(オオヤゾウエンセツビユウゲンガイシャ) TEL:052-775-5738 FAX:052-737-2805 株式会社高橋工機(カブシキガイシャタカハシコウキ) TEL:052-400-6067 FAX:052-401-6067 株式会社ベックセントラル(カブシキガイシャベックセントラル) TEL:0120-376-636 NDK株式会社(エヌディーケーカブシキガイシャ) TEL:052-364-6595 愛身連編集部 発行人 加賀時男(カガ トキオ) 編集長 江口康彦(エグチ ヤスヒコ) 発行所  一般社団法人愛知県身体障害者福祉団体連合会 〒461-0011 名古屋市東区白壁1丁目50番地 愛知県白壁庁舎内 電話:052-228-8505 FAX:052-228-8506 https://aishinren.or.jp/ <編集協力> 愛知県障害者社会参加推進センター 〒461-0011 名古屋市東区白壁1丁目50番地 愛知県白壁庁舎内 電話:052-228-8505 FAX:052-228-8506 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